インタビュー企画第8弾!浅野由佳さん(看護師)
こんにちは。ハレ訪問看護リハビリテーション看護師の山崎です。
今回は浅野NSにインタビューさせていただきました!
なぜ看護師になったのですか。
親族に看護師が多かったというのもあり看護師が身近な存在でした。でも病院の匂いとか雰囲気とかがすごい苦手で看護師はできないのではないかと思っていました。
でも私の性格的に無理なこととか苦手なことこそ克服したいというのがあって挑戦してみようと思いました。
実際看護師になってみてどうでしたか。
大変なことももちろんありましたが看護師になってからは人に恵まれ楽しく働くことができました。
その中で印象に残っている患者様はいらっしゃいますか。
80代の入他院を繰り返しているALSの患者さんがいました。娘様もとても熱心に介護されていて、その娘様が「春になったら桜をみせてあげたい」とおっしゃっていました。
とても忙しい病棟だったのできないのではとの声が多かったですが私は“できる!”と思いました。そこから主治医を巻き込んで、研修医2人と看護師2人付き添って、病棟の外の桜を見に行くことができました。
ご本人も娘様もとても喜んでいて、お二人の素敵な笑顔を見ることができました。その時、病気を抱えて生きているご本人とその御家族の人生に少しだけ関われた気がしました。
私たちの仕事ってルーティンでこなすことだけ考えてもできてしまう仕事だと思うんです。でもそうじゃなくてちょっとでもその方の人生に関われたと思えるような接し方を考えることが大事なのかなって思っています。
とても地道な仕事です。だからこそ日々その方にとって何が嬉しいか考えて仕事をしています。
働く中で素敵だなと思う先輩はいらっしゃいましたか?
先ほども言った通り、本当に忙しい病棟でした。でもある先輩が不穏な認知症の方一人一人の病室に行き、胸元にアロマをしのばせていました。
病棟の風潮としてはアロマなんかやったってどうせ意味ないという感じだったんですが、私は密かに素敵だなと思っていました。抑制でも薬でもなく違うアプローチをする姿がかっこよかったです。
どんな訪問看護師になりたいですか。
学生のころ訪問看護の実習中、訪問している最中に亡くなった利用者様がいました。その時に人の命はいつどうなるかわからない、もしかしたらその方は一人で亡くなるのが不安で私たちが来るのを待っていたのかなとそん時考えました。
病気を抱えて自宅で過ごすことは不安も多いと思います。だからこそ心細くないようにご自宅で過ごしていただきたいと思っています。来てもらってよかった、安心したといってもらえるような訪問看護師になりたいです。
以上がインタビュー内容になります。インタビューする前は話す事何もないですよと言っていた浅野NSでしたが、ほんとに素敵なエピソードを話して頂き、素敵だなと感じました。
人ができないと思うことを「できる」と思ったこと自体が凄いなと思いましたし、さらにチームを巻き込んで実行したということがほんとに素晴らしい経験だなと思いました。
ハレも無理だと思わず、なんでもチャレンジして、チームで浅野NSのような素敵な関りができるようにしていきたいなと思いました。