インタビュー企画第7弾!篠田希世子さん(看護師)
こんにちは。ハレ訪問看護リハビリテーション管理者山崎です。
今回は看護師の篠田希世子さんにインタビューをさせて頂いたので記事にしたいと思います。
Q1.なぜ看護師になったのですか?
子どものころ事故で入院したことがあり看護師だったら人の役に立てるのではないかと思い看護師を選びました。昔から人とかかわるのが好きだったということも理由の1つです。
Q2.実際働いてみて看護師の仕事はどうでしたか?
私は1年目から内科のクリニックで働き始めました。先生方も先輩たちも優しくて、現場もとても楽しかったです。
先生がほんとに地域密着で夜中とか近所の人から電話があって、具合が悪いから先生ちょっと診てよって駆け込んでくるような病院でした。とにかく勉強熱心な先生で外来で隣で説明を聞いてるだけでも勉強になったし、何より新しいことを知るのがとても面白かったです。
Q3.1年目から看護師が楽しかったという方に初めてお会いしました(笑)その後の篠田NSの看護師としての経歴はどうなりますか?
クリニックは入院病棟がなくなってしまったため、次に務めたのが2次救急病院でした。そこはとにかく断らないことをモットーにしていて、外来・病棟・オペ室となんでも経験させて頂きました。忙しく大変でしたがそこでも充実していました。
Q4.今までを振り返って印象に残っている患者さんはいますか?
寝たきりのリウマチの患者さんで、自分では手も動かすことができない方でした。でも人としてほんとうに素敵な方で、いつも人のことばかり気にかけていました。その方が私のことを親友と呼んで下さり、「今日元気ない?娘さん大きくなった?」などいつも声をかけてくださいました。
単純に自分の身体が動かなくても人を思いやる気持ちを持てるってとてもすてきだな、自分もこうありたいなと思わせてくれました。
その方は亡くなってしまいましたが今でもご主人とお墓参りに行っています。
Q5.看護師で良かったなと思うことはありますか?
色々な方とかかわる中で、自分自身が学べて、それによって色々な人の気持ちがわかるようになったことです。人の気持ちが想像できると同じことを伝えるのにも伝え方って変わると思うんです。
伝えたいゴールは同じでも関わり方1つで良い印象にも悪い印象にもなるので。相手をどれだけ理解しようと思う気持ちが大事なんじゃないかなって思います。
Q6.娘さん2人が看護師だとお聞きしましたが看護師になると聞いたときどんな気持ちでしたか?
とてもびっくりしました。ずっと我慢ばかりさせていると思っていたので。例えば大雨の日、他の子たちは学校まで親が迎えに行ってたけど私は仕事でいけませんでした。だから娘たちにカッパを着せて傘を持たせて送り出していました。
その話を娘たちが家に帰ってきた私に話すんです。「ほかの子たちはお母さんが迎えに来てたよ」って。私は申し訳ない気持ちで、「そっか、ごめんね」って言うと、二人がケタケタ笑って言うんです。「ママ何言ってるの。みんながかわいそう。こんな面白い日に歩いて帰れないなんて」ってそれでずいぶん救われました。
看護師になるって言われた時も、いつも寂しい思いさせてなかった?って聞いたら「ママは仕事好きだらね。ママいつもかっこいいよ。」って言ってくれました。私この仕事が本当に好きです。娘も看護師になって大変だとは言いますがポジティブな会話の方が多いです。「これができるようになった、患者さんにもっとこうしてあげたい」と話してくれます。
Q7.篠田さんは今年の2月に看護師国家試験を受け合格されましたが、准看から正看をとろうと思ったきっかけはありますか?
准看の時からもっと勉強したいという気持ちがありました。なので子どもたちが落ち着いたタイミングでチャレンジしようと思い、勉強を始めました。病態生理とか疾患とか復習にもなって、大変だったけどとても楽しかったです。
今ももっと勉強したいって思ってます。だから爪の勉強もしましたし、今はアロマの勉強もしようかと思っています。利用者さんに少しでもリラックスして頂けたらと思っています。いつでも“もっと何かできることはないかな?”と考えています。
Q8.訪問看護師にはなぜなろうと思いましたか?
病棟は忙しく流れ作業なところもあり、もっと色々なことをやってあげたい!と思っていました。また家に帰りたいという患者さんも多く、その想いをお手伝いしたいと思い訪問看護の道を選びました。
以上が篠田さんのインタビューになります。
話している中で全ての話がポジティブで聴いているだけで元気をもらえました。篠田NSはほんとうにこの仕事が好きでもっとなにかできないかなと常に考えてることが分かりました。
またリウマチの患者さんとのエピソードでは、看護師と患者という関係を越えてその関係をお互いにとても大切にしたのだなということが伝わってきました。篠田NSのその患者さんに対しての想いが感じられてとても胸が熱くなりました。
またお子さんとのエピソードでお子さんとの関係がとっても素敵で、篠田NSが真剣に仕事に向き合う姿勢がほんとうにかっこよかったんだろうなと想像できました。
話していてとっても素敵な方で、私自身が勉強になったし、篠田NSのように仕事に向き合っていきたいと思いました。これから一緒に働けることをとてもうれしく思います😊✨