インタビュー企画第6弾!板垣 駿さん(准看護師)

こんにちは看護師の山﨑です。今回は准看護師の板垣駿さんにインタビューさせていただきました。

なぜ看護師になったのですか?

親戚に看護師が多く、看護師が身近な存在でした。また睦沢という町で過ごしたのですが、地域のつながりがとても強く、学校に行く道、みんなに「いってらっしゃい!」と送り出されるような町で過ごしました。

そのため育だったこの地域に恩返しをしたい、できれば人の役に立つような仕事をしたいと思い、この仕事を選びました。

直接人と関わり、ストレートにその方の役に立つことができる。かつそこにお給料が発生する。こんな素敵な仕事は他にないと思っています。

今まで記憶に残っている患者さんはいますか?

ケアの拒否が強い認知症の方がいました。コミュニケーションの方法に悩み、どのように声かけしたらケアを受け入れてくれるのだろうかと色々と考えました。

その方は海の方の出身だと知り、その話し方に少しだけ合わせて話すと自分のことを覚えて貰え、ケアの受け入れも良好になりました。

ここから学んだことはコミュニケーションはその方の背景を知ることが重要だということです。どんな仕事をしていて、どこに住んでいたか知ること。そこからコミュニケーションを円滑にするヒントがあると思いました。

仕事の中で辛かったことはありますか。

自分は今まで療養病棟にいたので亡くなる方も多くいました。新人時代は亡くなること自体が辛く、無力感を感じました。

しかし、だからこそ生きている時にその方としっかり向き合い、一生懸命ケアをする。そして亡くなった後にその方の生き方について色々と考えるのはおこがましいと思うようになりました。その方がどう感じていたか、どう思ったのかはその方だけのものなので。

自分はその方が生きている時に寄り添い、支えること。そしてそこから次に活かせることを考えること。目の前の患者様やご家族にできることを考え向き合うことで無力感や、辛さを乗り越えることができました。

最後に利用者様や患者様にとってどのような存在でありたいですか。

家の一部になれる訪問看護師になりたいです。過度に緊張されたり、気を遣われたりせず、ご家族とご利用者様が心を開き、自然体でいられるような存在でありたいです。


板垣さんのインタビューは、以上になります。

インタビューする中で仕事に対する考え方や、ご利用者様や家族に対する想いがとても素敵だなと思いました。

地域に貢献したい、ご家族、ご利用者さまに寄り添いたいそんな想いがある素敵な看護師です。

高校は草花について学んでいたという板垣さん。フラワーアレンジメントやお花を育ることが特技だそうです。

趣味は映画鑑賞でおすすめの映画は『ハクソー・リッジ』だそうです。映画の内容も板垣さんらしい素敵な内容でした。

まだまだおすすめの映画があるそうなので、皆さまも是非板垣さんとお話する機会があれば聞いてみてください!

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